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『数字は武器になる』野口悠紀雄、新潮社
野口先生は私の偉大な恩師の一人です。大学で『情報の経済理論』という科目があって、情報の価値とは何か、非常にシンプルな期待値計算のモデルで説明してくれました。先生は工学部出身なのに公務員試験経済職を受けて最優秀で大蔵省に入り、後に学者に転ずるというユニークな経歴の持ち主です。...
『日米がん格差』アキよしかわ、講談社
著者のアキよしかわさんとは、UCバークレーの寮で知り合いました。私は派遣元の石油会社へ戻り、アキさんは経済学の研究から国際医療経済学者となりました。その後、私が医療機器業界に転じて近い関係になり、いろいろとアドバイスをいただき、勉強させてもらいました。今回の本は、研究者が患...
『遺伝子は変えられる』シャロン・モレアム、ダイヤモンド社
『迷惑な進化』シャロン・モレアム氏のの近著である。 ヒューマンゲノム計画が人間のすべてを解明するような幻想が広がったが、その後、『エピネティックス』の理論によって幻想は打ち砕かれた。生命、人間は、環境に応じて遺伝子のスイッチをオンオフするという、想像以上に柔軟で、適応力を持...